ナチュラルに恋して

不自然なガール/ナチュラルに恋して(通常盤)
先日24歳に!自分へのプレゼントでperfumeの載っている雑誌と新シングルを買いました。いいと思っていたけど改めて聴くとより良さを感じたのでいきます!


ナチュラルに恋して
虹を一色ずつハサミで切って良い所をチョキチョキ、ポツンポツンと離してみたのね。そして出来あがったのは虹のカケラ達!それらが散りばめられて曲というより、点や粒の集まり。音が、メロディーにならず四方八方に置かれているだけ‥!?と思いきや、正確に計算された場所に当てはめられているわけね。

シングルを買うことなんて小、中学生以来だったからあまり深く考えずに買ったけど(千円だし。)そういえばインスト入りなんだもんね。こんなイイもの毎回買うべきだなと。

そのインストと彼女達の「声」という「楽器」が重なって「音楽」になる感動!不思議!ナイスアイディアというか発明!
だって歌入りとインストが全然違う。同じ曲と思えないほどシンプルなインスト、そして何度も重ねて重ねて、「声」を録っているのね、と。

とにかく彼女達の「声」という「楽器」があまりに合い過ぎるこのインストを作った中田ヤスタカさん、会ったこともないしどんなことを考えている人なのか全く存じ上げませんが、わたしは彼の計算、才能、思いつき、センスに毎度脱帽です。

マライアキャリーのEmotions、わたしの好きな曲のひとつですが、このナチュラル‥と少し同じ雰囲気を感じる部分があってそれはそれで好きなので全然問題ないのですが、3月に最初聴いた時そのことくらいしか感じなかったけど、今回購入したCDを目を瞑ってイヤホンでじっくり、左耳と右耳で聴いてみたら、びっくりした、曲の精巧なつくりに。音楽ってこういうことをいうのね。改めて聴くことでそれに気づけてほんとに良かった。

作ろうと思えばいくらでも、線にして作れたに違いない。だって美しいメロディーはもう出来あがっているんだもん。それをあえて切る!そして線を点にした。それはまるで光!キラキラ輝く楽曲だと感じる。サビ手前のマイナーコード、何度聴いても息をのむ美しさ。ナチュラルに恋して、名曲。


不自然なガール
も、声が見事な楽器になっているのね。重ねて、何重奏にもしていく、こっちは線でミルフィーユのよう。たくさんの場所で声が鳴っている。かなり多いハモリがおもしろい。こっちは声をメインにしたのかな。


今度はどんなアルバムになるんだろう!楽しみで仕方がない。