板尾創路の脱獄王

板尾創路が脱獄を繰り返し、何かに辿り着きます。静かな監獄を映しだす場面にゴゴーッという雷の音が鳴り響き、本当に、ひたすら脱獄が繰り返されます。
「なぜ脱獄をし続けるの?」「そして最後はどうなるの?」という疑問を抱きながらモヤモヤすること94分。最後に、「あ…」という言葉が出ると同時に微笑する自分がいました。

作詞、小西康陽。作曲、テイ・トウワ。歌、野宮真貴。この素晴らし過ぎる曲を映画のエンドロールで流せるなんて本当に贅沢。エンドロールを見ながら感じたことは

  • そっか板尾創路は映画でずっとこの曲を使いたかったのかな、そして誰も使ってないんだし使っちゃうぜーという具合で使ったのかな。
  • もうこの曲を主題歌とする映画がこの世に出てしまったので、今後同じ曲を映画やテレビの主題歌で使うことはなくなっちゃったのか。
  • この名曲を1994年から2009年まで15年間もの間誰も主題歌として使わずにいたのよね。

以上3点を特に感じました。わたしが映画監督だったら、主題歌に使いたかったなぁ。。でも、あの切ないイントロ、ギターの音が、どうしようもない結末にすっごく合っていて、わたしのベストエンドロール賞トップ5に入る気がしました。正直、結末からの「甘い生活」がどんな効果をもたらすか、気になり続けていたので最後まで鑑賞したことですっきり!大好きな曲だからこそ、純愛ラブストーリーとかのエンディングに使われずこの映画で、使われたことが、本当に良かったかなと思います。

さあ、初夏間近!