KREVA[vol.2]

心臓(初回限定盤)

心臓(初回限定盤)

7月に少しだけこのアルバムのことは書いたけど、今日は改めて。昨年9月にリリースされた、KREVA4枚目のアルバム「心臓」。
1曲目「K.I.S.S.」から7曲目「Tonight」までは静脈、左心室を表現したスローテンポの曲が並び、アルバムタイトルにもなっている8曲目「心臓」でリセットされた後、9曲目「ACE」からラスト15曲目「この先どうなる?」まではアップテンポな曲で構成され、後半は動脈、右心室を表しています。
では!この曲なしでは語れない名曲「瞬間speechless」どうぞ。2曲目です。PVとても凝っています!どうやって撮ったのか気になる、興味深い作品です。だまされたと思って是非クリックしてください。

このアルバム、そしてこの曲を初めて聴いた時に、「ああ、間違いないアルバムだ。」と確信しました。完璧な曲に出会ったと。
美しいイントロ、重低音と上手く重なりあうストリングスの音、想像を膨らませ楽しめる歌詞、甘くて心地良い1曲です。
KREVA自身もこの曲が好きだったから、リリースの1年前から温めて何度もレコーディングを重ねたそうです。作り込んだ曲というのが伝わってきます。
「静脈」を表すこのアルバムの前半では4曲、古内東子と共同プロデュースをしていて、最初の段階では6曲目「シンクロ」で終わろうとしていたけど、映画のエンドロールのような7曲目「Tonight」が出来て、前半の終わりを飾る曲にしたそうです。KREVA曰く「これが好きじゃない人は何が好きなんだろうと思う、や、そんなことはないけど…。」という程、練りに練った1曲なんだと思います。
ここまでの7曲を聴くと、あたたかいものに包まれた時間、そして「静脈」を感じ、曲の見事な構成にきっと驚かされます。

次回は「心臓」後半編です。