KREVA[vol.3]

昨日に続きまして、アルバム「心臓」後半編です。

前半のスローテンポで甘い雰囲気とは打って変わって、9曲目「ACE」から一気にアップテンポで力強い曲調に変わり、10曲目「成功」へと続いていきます。この曲は、このアルバムの中で1番古く、昔に録音したものだそうです。KREVAは初期衝動で歌った思い出深い曲だと、インタビューで答えています。

15曲目「この先どうなる?」は不穏な感じにして、1に戻りたいと。自分の好きな感じで終わりたいから14曲目「生まれてきてありがとう」のミディアムナンバーで終わるのは物足りなく、この曲を入れたかったと。連呼をテーマにして作った曲だそうです。わたしもラストを飾る15曲目はとても好きで、アルバムは終わるけど、次のKREVAにまた期待をしていいと言われているような嬉しい1曲でした。
前半同様、見事に心臓の動脈、右心室を表し、パワーのある曲たちで構成された後半、テンポよく一気に聴けて本当に気持ちが良いです。

インタビューで話していた、「売れなかったら辞める。傑作にしようと思って作った。納得のいくまでひとりで録音した。アルバムとして聴く意味、価値のあるものを作る。」この言葉どおりの作品です。自信を持っていてそれが、聞き手にとって気持ちの良いもので、有限実行な音楽を作るKREVA。素晴らしい作り手。計算し、試行錯誤し、雑にしないで、しっかりと音楽を作っているところに、とても好感を持つしそして美しい音楽を届けてくれる。彼の「これから」も、本当に楽しみ。

今日でKREVA特集は終わりです。新アルバムはまだ聴いていないので近いうちに是非。では9曲目「ACE」、8曲目「成功」(←昨日の「瞬間speechless」同様、凝ったPVです。)そして、テンポが速すぎてKREVA自身、歌うのが大変だったという10曲目「中盤戦」続けてどうぞ。



アーティスト特集はずっとやりたかったので、今後も少しずつ書きます。あ、もちろん頭の中のプレイヤーでその日に流れた曲も今まで同様紹介したいです。